2019/10/22記事を更新しました(レビューを追記)。

台風のせいで無駄に早起きをしたり、電車遅延で揉まれたり、結局たどり着ける気配無くて休んだりと、予想以上にバタバタした2日間を過ごしてしまいました。
疲れている状態で書いたのでいつも以上にわけわからん和訳している可能性があります。

Cycling tipsにてORBEA ORCA OMXのレビュー記事があがってました。
形的には、お前もか!って感じですね。

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話によると、ORBEAの2020年モデルの予約は95%がディスクブレーキ仕様だそうで。

フロントフォークは空気の抜けを良くする造形。
32mmくらいまでのタイヤなら履けるみたいです。

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一応エアロっぽくはしたけど、結果からいうとポーズの模様。

ORBEAが言うには、
「ORCA OMXはORCA XLMよりも50km/hで50km以上走ったときに27秒速い。8ワットの節約。
ORCA AEROはORCA OMRよりも同条件で87秒速い。
んで、誰がそんな馬鹿速い速度で走るんだ?」

とのことで、ORBEAは(OMXでは)他メーカーの危険な数学での空力アピールには参戦しない模様。
さらに、MAVICのリリースレバーをフラッシュボルトにするだけで新しいチューブ形状と同等の空力効果出ちゃった♪とか言ってるらしい。

直径の大きなBBと肉付きのあるダウンチューブにあわせたチェーンステーは、力を100%引き出してくれるだろう。

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ORCA OMXはOMRよりも15%剛性が高いが、
エンジニアさんによると、
「プロ」の剛性を目指したわけではなく、消費者にとっての剛性はプロの出力を出すことよりも安全性に関するものとのこと。

他とは言ってることは違うが、乗ってみるとペダルに送り込むすべての力を伝達してくれるように感じる。それを望んでいたり何かと戦ってるわけではなくても。
信頼性があり、自信になり、路面がトリッキーになるとそれはさらに確実になる。

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ジオメトリはH1.5のDOMANEとかプロジオメトリverのRoubaixに似てるとかなんとか。

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ハンドルはSCOTT ADDICT RCのセパレートと同じような構造。

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ステムは80mmから130mmまで10mm刻み。100mmで160g。
ハンドルは380mmから440mmまでの5サイズ。
リーチは85mm、ドロップは120mm。220g。
FSAのコンパクトプロみたいだって。
SCOTT ADDICT RCと同じ感じか。
コラムスペーサーは5mmと10mmで簡単に調整可能とのこと。

重量はだいたいOMRと同じくらい。
フレーム833gのフォークは370gあたりのよう。ほんとか!?



乗ったレビュー

言うなれば、
"jack of all trades, master of none"
(特定部門のキングがいない場合の全部門をこなせるジャック…)

この場合、各分野のオリジナルから欠けている部分よりも、他の要素からのフォロー部分によりバイクは良く補われる。

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このバイクはエアロバイクのように超滑らかではないし、ピュアクライミングバイクのように超軽いわけでもない、最近リリースされたエンデュランスバイク(TREK DOMANE)のように40mmのタイヤを履けるクリアランスがあるわけでもない。
しかし、このバイクはそれらの特性をしっかり備えてる。

25mmのタイヤを履くと、スタンダードのORCAのような高性能なレースバイクの特性がある。クリアランスのすかすか具合は見た目は良くないけど、レースバイクから気をそらすことはありません。
いうまでもなく、エアロゲインは限界がある。統合型コクピットはきれいですが、他メーカーと比べると劣る部分もある。

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快適性については、太いタイヤを履かせることはできます。ただ、30mm/32mmを5bar以下で走ることは困難です。
想像の通り、タイヤ幅が広くなると乗車特性がわずかに変わります。ハンドリングの細かい振動は多少薄められます。

しかし、下り坂では、ワイドなラバーとORCA OMXの機敏な加速と低い姿勢のおかげ勢いづくことができる。
ところどころ、私は80km/hに達したよ。
速く聞こえないかもしれないけど、レッドブルを飲みまくったティーンエージャーのように落ち着かない下り坂だったんだよ。

いくつかORCA OMXに似たバイクはあるが、
レースだとかエンデュランスだとか区切り分けしてない新しいバイクに初めて乗ったと思うよ。
ORCA OMXは単純に、とても楽しい。にこにこなライド。
"ロードモード"の時は、とてもOMRを連想させる。
でも、"幅広タイヤモード"のときは、行きたいところへ連れて行ってくれる。。けど快適ではないかもしれない。

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新しいORCA OMXの可能性を少し犠牲にする言い方になるけど、純粋なレースバイクとしても、新しいAvantとしても、少し洗練されていないように感じる。
でも、ロードサイクリストにN+1のルールを浸透させるようなレシピのバイクに僕は思うよ。」
だそうです。

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※2019/10/20追記
Granfondoでのバイクレビュー記事になります。
https://granfondo-cycling.com/orbea-orca-omx-first-ride-review/

「ORBEA ORCA OMXのテストライドは非常に強い第一印象を受けた。

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ドロップドシートステーは目的のための外観だが、
MyOによるカスタムペイントのblue-purple-blackフィニッシュは美しい。
特にダウンチューブのフェードがね。

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同様に、SHIMANO DURAACE Di2でのビルドは完璧で、文句のつけようがない。
フロントに160mmのディスクローターの選択も日常の使用にうってつけだ。

このきれいなバイクを見ると、ハンドル-ステム間のケーブルが気になってしまうが、
これはハンドル部分のフィッティング性を提供するためだ。ユーザーフレンドリーで簡単に交換できる。
機械式でも電動でも扱えるしね。

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一部の人は、25mmタイヤを履いた時のゆとりがあるクリアランスに文句を言っているが、
全体的にうまくバランスをとっていると思う。

スキニーなタイヤを履けば、ORCA OMXはサラブレッドなレーシングライドを提供するし、
快適性やオールロード性を上げたいなら、幅広いタイヤやホイールを履かせることもできるんだ。

ハンドリングは俊敏だけどバランスはいいよ。
408mmのチェーンステーと比較的大きなヘッド角により素早い回転が可能で、
MavicのYksionタイヤは乾燥した状態で確実なスタンスを与えてくれる。
BB下がりが72mmのおかげか、高速でも快適で、安定している。

注意点があるとするなら、フロントセンターが短めだから、一部のライダーはつま先がフロントタイヤに触れる可能性があることかな。
まあほとんどのライディングシナリオでそれが問題になることはない。

それは置いておいて、
ライディングポジションはきれいに中央に配置され、過度にアグレッシブにはなっていない。
いくつかのレーシングバイクと比較して、スタックはわずかに高くなっているため、乗り心地は少しリラックスしているよ。

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残念ながら、32mmタイヤを履いてのテストはできなかった。
でもそれを履いた時の拡張性はワクワクしてる。
バイクの全体的な快適さは25mmタイヤで許容されているけど、より大きなゴムがクッション性を高くして、乗り心地を良くしてくれるだろう。

ORCA OMXのジオメトリはトラディショナルで、究極なパフォーマンスのため人生を懸けているわけではない。
そんなレースバイクは実際には用途は広くないんだ。
これは、多少エアロになって、剛性は上がって、でかいタイヤが履けて、普通のハンドルバーが使えて、普通のジオメトリ。実用的だ。

何かに特化したものを求める場所では、ORCAは目立たないかもな。
とても汎用性の高いバイクだ。
1つ1つの分野の究極のパフォーマーではないが、全て1台で行いたいなら、君が必要とするバイクはまさにこいつだろう。

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とのこと。