Cannondaleから、ついに第3世代のSuperSix EVOが登場しました。
気になっていた人は多いはず。

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最初に一言。
CyclingTipsによると、

「最近のロードバイクは驚くほど洗練されていて、UCIの規定による制限の中ではもうほとんど創造的になれる部分はない。軽量と剛性と適度な空力特性をバランスよく達成するには、既知のアプローチしかない。
エンジニアリング主体の設計で、各社が目指すところが同じだと、妥協をしない形は同じになってしまう。
キャノンデールのような会社が外見を真似るためだけに競合他社と同じにしたりしないよ。」

だそうです。

今後のレース仕様なロードバイクのスタンダードなシルエットはこのようになるのでしょうな。
UCIのレギュレーションが少し緩くなってくれないと、ユニークなバイクはもう登場しそうにないですね。

リムブレーキ仕様のモデルがあったのは驚きと安堵が半々。
北米向けのモデルはディスクオンリーみたいですが。

技術的な仕様は国内記事でだいたいわかるので、海外ライダーのインプレッションを見てみましょう(いつも通りの超意訳)。



CYCLING TIPS
2020 Cannondale SuperSix Evo first-ride review: Now with a dose of aero

「キャノンデールがSuperSix EVOをテストするために呼んだところは、あまり整っていないパヴェで、小さな道、パンチの効いた登り、ツイストの聞いた道があり、テストにいい場所だった。
その日は少しの時間しか乗れなかったし、後半は雨と風でいっぱいだったが、フラッグシップモデルの第一印象をしっかり作ってくれたよ。

軽量と剛性から明らかに期待できるように、素晴らしく機敏なマシンだ。
私が乗ったサイズは51cmで全込みの重量は7.6kgだった。
素晴らしいクライミングコンパニオンであり、スプリントするときの剛性あるシャシーはとてもソリッドだ。
70-75psiにした25mmタイヤで石畳を走った乗り心地もよかったよ。

ハンドリングも軽快だ。ただ、今回の短いライドでは、コンフォートだったかどうかを判断するコメントはできない。

あとね、何台かの試乗車がシートポストが滑り落ちる問題を抱えてた。
これ気になるなぁ。

前のバイクより早いかどうか?ちょっと今は言えないよ、ごめん。
きちんと整った環境で長期テストをして、確実に伝えたいからね。」



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「最初はカーブのある登りと、長い緩やかな下りで始まったけど、新しいSuperSix EVOの感触は悪くなかったよ。すぐに慣れ親しんだ。

下りではかなり回してみた。切り返すようなターンやヘアピンを攻めるのがとても簡単だった。
バランスがいいことがすぐに分かった。このバイクは正しいライン取りと加速し続けることを私に導いてくれる。
SHIMANOのブレーキはただの急ブレーキじゃなくて、スピードを調整するのに優れているね。

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次は高速でのセクションここでのSuperSix EVOは特に印象的だった。

スピードはしっかり維持され、道がボロッボロだったにもかかわらず、とても滑らかの乗り心地だった。
車体の前部ではSAVEバーが道路のがたがたや振動を抑え、
後部ではSAVEシートポストが前部とマッチし絶妙な乗り心地になる。
しかもこれは25㎜のタイヤに乗ってる時の話だ。
クリアランスは30㎜まである。もっとスムースになる余地があるってことだ。

その次は未舗装路のテスト。
かなりシリアスな路面だったが、EVOでうまく対処できた。なんの問題もなかったよ。

雨が降ったとき、カフェに向かう途中だったんだ。
穏やかな起伏のある道を時速30マイルで進んだ。
その時もこのEVOは素晴らしいと感じたよ。
前の軽量なEVOよりも、エアロなSystemSixの兄弟のようだ。

私は新しいSuperSix EVOの2重のキャラクターを認めたよ。
ライトウェイトなオールラウンドマシンでありながら、とても速いスピードマシンだ。

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雨で30~45分くらい、バイクを雨に浸していたからまあ悲惨だ。
いくつかトラブったよ。
ブレーキは最初の数マイル不快な音を立ててたし、仲間のライダーのシートポストが滑って苦労してた。

私のシートポストが滑ることはなかったが、ライド後にサドルを見たら1cmずれてた。

最後はアップダウンだったんだけど、ここでもこのバイクは輝いてたよ。
このホイールセットは、急勾配で負担をかけてくる感じはないし、52-36,11-30のギアのセットはオールラウンドで、下りのスピードと登りの低速ギアのそれぞれを提供してくれる。
EVOは効率的に、スムーズに上ったよ。

もう全体的に感動したよ。
これはまさしく最先端のマシンだ。

でも、最先端のプロレベルのレーシングマシンになることで、
オリジナルのSuperSix EVOの精神はなくなってしまったという感覚が心を揺さぶっているよ。
私がそのバイクの名前で持っている記憶からのセンチメンタルなものなのだろう。」



CYCLING WEEKLY

「SuperSix EVOのHi-Mod Dura-Aceを50kmほど、荒れた道と未舗装路で試せたよ。

旧モデルとどれほど違うか~などを調べる苦労をしたくない?

いいニュースだ。
新しいSuperSix EVOはとても良い、良いよりも優れている、驚くほど素晴らしい。

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予想をはるかに超えてきたよ。

RAZORのカミソリのようなシャープなハンドリング、
軽快で素早いパワーレスポンス、
それが非常に高い快適性に包まれているマシンだ。

SuperSixのファンは喜ぶよ。
EVOで生まれ変わった。
そして、今度はさらに良くなったのだから。」

見た目は好み分かれるでしょうが、評価は悪くなさそうですね。