週末に展示会に行ったのですが、土砂降りの雨だったせいか風邪を引いてしまいました。
家にあった市販の風邪薬を1年ぶりに飲んだのですが、午前中意識がもうろうとして仕事になりませんでした。お昼は飲むのを控えたら少し意識が落ち着きました。
普段摂らないものを身体に入れると過敏な反応をするのでしょうか…。。

今日はステムのお話です。
私のステムって長すぎ!?短すぎ!?気になる方はご覧ください。

road.ccより
https://road.cc/content/feature/231879-how-choose-right-stem-length

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・バイクフィッティングを受けてみる
簡単に言うと、レーシーなポジションをとりたいならば、エアロダイナミクス効果の高いポジションを重視して長いステムを、快適性の高さの優先度が高いならば、短めのステムでアップライトに。
しかし、ステムの長さはフレーム、サドル高、ハンドルを含める見た目に大きく影響があります。
それらの影響も考慮するため、プロバイクフィッティングは非常に貴重です。

・ステム長のハンドリングへの影響
ハンドルはポジションや快適性だけでなく、ハンドル操作にも影響を与えます。
短いステムは機敏になり、長いステムはゆったりとしたハンドリングになります。
ステムの長さを変更して、ハンドリングを調整することができます。
一般的に、シクロクロスでは短いステムが使われ、長距離を走るロードレースだと長いステムが使われています。



・適切なリーチ
ステム長の変更はハンドルバーまでの距離を変更できます。
バイクのフィッティングに満足しているならば、そのステム長が合っているかどうかは、あなたの気分によるでしょう。
伸びすぎて背中が負担だったり、逆に窮屈だったりしませんか?
首、肩、腰の痛みはステム長を変更すべき明確な指標となります。

・最適なポジション
目指すべきは、路面を追従するために腕を簡単に曲げられる、肘のすこし曲がったポジションです。
肘がピンと伸びている人は、ステム長すぎのサインです。
客観的に自分を見つめるのは難しいです。そういうときにバイクフィッティングが有効になるのです。

我々がよく使う方法として、フードに手を置いて、フロントハブを見る方法です。
ステムの長さが適正な場合、ハンドルバーでフロントハブは見えなくなります。
フロントハブがハンドルバーよりも前にある場合、ステムは短すぎです。

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・ステム変更を試すこと
恐れずにステム変更をしてみましょう。
小さな変更ひとつで快適性や空力性能が改善するかもしれません。

親しいショップがあるなら、ステムを貸してくれると思うので試してみて下さい。
友人やクラブの仲間に訪ねてみてもいいでしょう。
最初は10mmから長さを前後に調整してみましょう。適切な長さかを確認するには数回のライドが必要です。

ただ、過激な変更を行うとき、
たとえばフレームサイズ58に対して70mmのステムだとか、フレームサイズ52に140mmのステムとか。
それはフレームサイズがそもそも間違っている可能性が高いです。

・フレームサイズとステム長
ほとんどのメーカーはサイズレンジに適合させるため、小さいフレームには短いステムが、大きいフレームには長いステムがセットされています。
これは正しいステム長のためのフィッティングに参考になります。
一般的にロードバイクのステムの長さは80mm 〜140mmです。
100〜110mmくらいが一般的にちょうど良いサイズでしょう。

・ステムアングル
ステムのライズ角も考慮すべき箇所です。
低いポジションを得たいならば、角度の大きいステムが必要になり、
よりアップライトにしたいならば浅いステムを。
このあたりは各々の好み次第でしょう。



・プロ選手の真似をしない。
長年にわたり、アマチュアサイクリストはプロ選手の使用しているものからステム長を決定しています。これは良くないです。
プロ選手は毎年30000km以上をサドルの上で過ごします。
彼らはバイクの上が彼らのオフィスなのです。
身体もとても柔軟でエアロダイナミクスなポジションをとることができます。
強さや柔軟性のために、冬場はコアトレーニングを多く行います。
バイクフィッティングの意見を無視し、我が道を征くプロもいます。
小さなフレームサイズに超長いリーチのプロは多いです。
これが130mmや140mm、カスタムメイドの150mmが彼らの一般的なステム長になっている理由なのです。
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だから、彼らを模倣したステム長の選択はおすすめしません。
速く見えるかもしれませんが、首や腰のトラブルを招く可能性があります。警告したからな!

・アプリもあるよ!
リビングでアプリつかって、フィッティングもできる時代です。
Bike fast fitというアプリは、カメラで撮影をしながら、フィッティングを行えるそうです。