BikeRaderにて、SuperSixEVO3のライドレビューがありました。
発表時の試乗の際、BikeRaderはDuraAceDi2仕様に乗ったレビューを書いており、
「素晴らしいレーシングマシンだけど、初代の精神が失われたようでセンチメンタルな気分」と語っておりました。当時の衝撃はなかなかだったようです。
今度はSRAM FORCE AXS仕様に乗ったレビューみたいですね。
評価はやはり上々な模様。

当時のレビュー記事はこちら

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BikeRadarより
https://www.bikeradar.com/reviews/bikes/road-bikes/cannondale-supersix-evo-force-etap-axs-review/

バイク:Cannondale SuperSixEVO3
価格:£4800(67万円くらい)
重量:8.07kg(size56)
コンポーネント:SRAM FORCE AXS
ホイール:Hollowgram 35
タイヤ:Vittoria Rubino Pro 25mm


「11年と2回の転機を越え、SuperSixEVOは新しいスタイルになった。
スリムでラウンド形状のチューブは去った。
Cannondaleはカムテール形状が速いことを認めたんだ。

Cannondaleは当然のように、「新しいSuperSixEVOのほうが速いぜ!」って言ってくるから、自分の持ってる2017年のEVOを乗ってから試乗してやったよ。
同等のタイヤ、ホイール、ビルドアップでテストをしたよ。

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Cannondaleの語っていることは真実だった。

新しいSuperSixEVOのフロントエンドは以前ほどアグレッシブではない。
10mmのスペーサーで、前のバイクと同じポジションも得られたよ。

スリムなHollowgramのカーボンハンドルはKNOTのアルミコラムと組み合わされる。
ボルトは4本で8°の傾斜だ。
電気ワイヤーや油圧ホースは平らなステム下のカバーで隠され、コラムの前のトンネルを通過する。

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一番の大きなビジュアルの変化はドロップドシートステーとインテグレーテッドなクランプだろう。
どちらも快適性を向上させている。

風に直面するチューブはすべてカットされたエアフォイル形状だ。
細いシートポストを含めてすべてだ。細い部分は22mmだよ。
シートポストは確認しにくいが、ペダリング時に横に動くように感じる。

ホイール交換を高速化するスルーアクスルなどの技術的な取り組みも興味深い。
フロントハブに取り付けられているセンサーもスピード、ルート、距離を自律的に記録するんだ。
キャノンデールのアプリと繋げるとさらに多くの機能が使える。

ホイールはHollowGramの35mm。タイヤ幅は25mmで実測は27mm。
クリアランスはまだ十分にある。
Cannondaleは、30mmのタイヤを履かせた時のクリアランスは6mmと言っていたけどもう少しありそうだ。

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SuperSixEVOはクルージングでのスピードに従順で、リラックスしていて、少し荒い舗装路でも浮いているようだ。
しかしSRAM FORCE AXSを一押しするだけでドラッグスターのように動くんだ。

FORCE AXSはシフトワイヤがなく、すっきりした見た目で、フードやレバーは握りやすく、シフトパドルはミスを犯さない。
リアシフトは良いが、フロントシフトは少しためらいがある。良いチェーンリングの位置を待機しているようだ。
慣れるのに時間がかかったよ。
リアメカのチェーンリテンション機能もとても良いね。

SuperSixEVOは時速40マイルの降りでもクルージングスピードと同じような感じで、アクションをとるのに余裕を与えてくれるようだ。
73°のヘッドアングルはゆったりしたものではないが、最新のコンプライアンスにより、最悪の路面でも進み、あらゆる速度でリラックスした体験を与えてくれる。

グリップが増すと以前のように鋭くなり、高速ターンも簡単に刻み、動揺することなくカーブ途中でのライン変更もできる。

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PrologoのショートなDimensionサドルも、座ったままでバーから来るバイクの情報量を増幅してくれる。
わずかな重量シフトでバイクの姿勢を微調整できるんだ。

優れたねじれ剛性と軽量なホイールにより、SuperSixEVOはとてもよく登ってくれる。
平地や下りでは、まるでバイクが加速してくれているかのように速く感じる。
それだけでも確実に前モデルを上回っているんだ。

ミックスされたルートでの平均速度も明らかに速かったので、SuperSixEVOは速度を維持することも簡単なんだろうと思う。
Cannondaleの主張だと時速30マイルの時に30%の出力の節約だ。

前作よりも明らかに速く、疑うまでもなく快適だ。路面のフィードバックも素晴らしい。
大部分のリファインで慣れるのに時間が掛かったけど、めっちゃ感動だぜ!

総評
Rating:4.5/5
良い点:簡単にスピードが出る、豪華な乗り心地、素晴らしいハンドリング、バリュー
悪い点:フロントのシフトが遅い、GPSマウントの位置


とのこと。
サイコンマウントそうやってつけるのか…。