サイクルスポーツとバイシクルクラブを読んだインプレッション(感想)をがーっと書こうとしましたが、サイクルスポーツだけでやたらと長くなってしまいました。
なのでサイクルスポーツだけです。
飽くまで個人の感想(インプレッション)です。
読んで感じたこと思ったことは人それぞれあると思います。
気楽に読んでいただければと思います。

・スポーツが変わる分岐点はどこに
サイクルロードレースのデータ分析と活用
これからは特筆するものではなくなるでしょう。
他のスポーツでは一般的になっておりますし、それによるトレーニングの変化も起こっています。
もう根性だけでどうにかなる時代ではないのかもしれません。そういう天才もいるのでしょうが。
データ活用による効率の良いトレーニングのメソッドは、もしかしたら我々ホビーサイクリストも、恩恵を受けられる可能性があります。
働きながら趣味でサイクリングを楽しむ我々は、プロよりも掛けられる時間が大幅に少ないです。効率良く強くなれる方法があるなら、皆知りたいものです。

IT技術の向上によりレースも変化するでしょう。競技中の選手のバイタル情報がチームの本部のサーバーまで送られ即座に解析、AIが提案する戦略をチームのストラテジストが判断してチームカー、選手に伝達。
選手はそれをもとにアタックをするか判断したり、補給をしたり受け取りに行ったり、疲労具合によってはタイミングを前後したり。
などが今後は当たり前になるかもしれません。
もうやっているチームが実はあるのかもしれません。
もちろん、体調、コンディションや、精神的なモチベーション、野生の勘など、人間的な不確定な要素もあります。

「今アタックすれば、30%の確率でお前は逃げ切れるぞ」

と、提案されたら監督は、選手はどう判断するでしょうか。博打に出るかどうか、非常に悩ましい選択です。
レースが面白味がなくなるのか、より複雑になるのか、スポーツのIT化どのようになるのでしょう。

・新車紹介
DE ROSA IDOL
軽さがウリのバイクではないことも軽くはないホイールを履いていることも承知なのだが、105組みでペダル抜きで9kgオーバーか…。
何に価値を見出すかは人それぞれだけど、キレイな造形のフレームだけに残念な部分が目立ってしまう…。TREKのISO SPEEDような特別なシステムも無いしなぁ。
似たような方向性のバイクならパッと思いつくあたりだと、BMC roadmachineやARGON18 Krypton、ORBEA ORCA OMXあたりがライバルになるのだろうか。

IDOLの造形もキレイだけど、前ページのケルビムのクロモリ CENTO RACERのほうがそそられました。ハンドメイドのスチールフレームは実物を見るとどのビルダーのものであっても独特のオーラがあって、うっとりします。

VEN…ロードバイクスーパーテスト
最近の機材評価の特集では、1番よかったのではないでしょうか。
ホイールを統一したテストというのは多くの人が望んでいたと思う。やっとかと思った方もいたでしょう。
何台もバイクを比較するテストでは、今回のようなホイールの統一を可能な限りして頂きたいなと思った。難しいかもしれないが。
TREKがいないのは…去年はDOMANEの年だから?代理店側の都合?
VENGEだけズルイぜ。

安井氏と小笠原氏のコメントの順番は統一して欲しかった。「あれ、この人なんでさっきと真逆のことを言っているんだろう」と思ったら順番が逆転してた。
途中でコメントの順番を入れ替えた意図がわからない。読みやすさは意識したのだろうか。
普通ならレビュー時に指摘されると思うのだが、よくこれでGOサイン出たな…。

「ウィップ」という単語を特集内で多くの箇所で見たが、初見の人はどの程度理解できるのだろうか。
チューブのしなりと戻りを活かした
・乗り心地、
・踏みを溜めて吐き出すような加速感、
・路面追従、
・ダンシングのリズム感
などなど、全てウィップで書かれてしまう要素ではないでしょうか。
それを「ウィップが自分に合う、合わない」という一言で書かれても、ある程度経験を積んで想像できる人にしかわからないかもしれません、私はわかりません。
例えば、「リア三角形のウィップによる加速感が私の好みと合っている」くらい書いてくれたほうが読者全員に優しいのでは?
自転車雑誌のインプレッションで多用される用語特集」も開催すればウケると思う。
エイプリルフールな時期にでもどうぞ。私がそういう記事を書いてみるかな。

次は、ハイエンドバイクではなく、手を出しやすいミドルレンジのバイクで同じようなことをして欲しいですね。
価格的に選択肢に入らないバイクで特集組まれても…な人が多いでしょうし。
次の購入を検討している知人(私の倍以上の距離を走る方)も、高価すぎないバイクを探していました。



・ アダム ハンセンと実験してみた!最適サドルポジションの探し方
「何故アダム ハンセン」
読者全員が思ったことだろう、プロトンの中で最もスタンダードからかけ離れている人材のチョイス。

後ろ乗りや前上がりのサドルについて、
プロが採用していないから基本的に×と決めつけてしまうのはどうかと…。
むしろプロがやってるから試してみようのほうが危険な気がしますが。
「最近のトレンドではないが試してみていい。合わなかったら戻しましょう。」ではダメだったのだろうか。
担当した方がナウいレース志向な方だったのでしょうか。

アダムハンセンのポジション、
ブラケットの上に手を置いて、角の部分を握るスタイルですね。
肘の角度を変えず普通にブラケットを握るとそれだけで1段ローポジションになりそう。
シマノのシフトレバーではやり辛い芸当かな。
他のポジションも「やっちまったなぁ」とは思わないが「真似できねえなぁ」とは思う。

記事とは関係ないのだが、サドル高の話をする度に、バイクを撮るときだけサドルを上げてたピナレロのおっちゃんを思い出す。
締めつけトルクは手が覚えてるのだろうか。

・防犯対策
軽さと丈夫さの両立はなかなか難しい。
妥協点をどこにするか。
alterlockはやはり気になる木。
私の住んでいる地域はそれほど盗難は多くない(と思ってはいる)のだが、多い地域の人は本当に悩む問題なのだろう。

・バイクパッキング
興味がないわけではないが…いかんせん出費が…。
バイクですら満足に装備をそろえてあげられてなのに、バッグにテントに調理器具に…もっと?
あと、コンタクトレンズの管理が大変そうだ。
e-BIKEとバイクパッキングの相性はかなり良いかと個人的には思っています。グラベルロードにかばんいっぱいつけてみたい。
e-BIKE×バイクパッキングは何を目的としてバイクに乗るか、を上手く形にまとめている気がします。

・ピナレロカレンダー
いいですな。
選手の誕生日とか、レースの日程のスケジュールがもとから入ってる。日本のイベントも。
選手の画像よりもカレンダーに何が書いてあるかのほうが気になってしまう。