2020年1月11日~13日に自転車快適工房・ジテ通ハウス様にて行われている、SCOTT ADDICT RCの試乗会に参加させて頂きました。



購入意図がないことを事前にお伝えしたところ「遠慮なく来い!」とのことで、
遠慮なく乗らせていただきました。

組み立て中のADDICT RC 10(リムブレーキ)が組みあがっていれば、それを持って行って比較することもできたのですが、進行が遅れておりまして、残念ながら中華カーボン号で向かいます。
まあ、地元ですし、いつでも向かえるコースですし、比較は後日できるかな。

酒々井周辺は20m~30くらいの坂の多い地域で、時間つぶしにグルグル回っていたら、試乗の前にTSSが99まで溜まってしまった。

ジテ通ハウス到着。はじめまして。

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最初に乗らせて頂いたのはADDICT RC 20 XXS 47サイズ
Force AXS eTap搭載車でした。CAAD13の試乗ぶりのFORCE AXSだ。
Garmin用のマウントはお店の方で用意してくれていました。
私はそれに自前のGarmin→Wahooへの変換マウンタで自前のElemnt Boltをつけさせて頂きました。

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予約をしたのは49サイズでしたが(試乗終わってからサイズが違うことに気が付いた。)、
47のサイズはクランクが165mmになっており、私の使用している長さと同等なこともあって、店長が気を利かせてくれたのだと思います。もちろん49サイズにも乗らせて頂きました。

ライドのコースはこのようなルートでした。
店長の先導についていく形のライドでした。
そして、だいたい知っている道というのがとてもありがたい。

2020-01-11
HRセンサーがうまく動いていないのは毎度おなじみ

その後、49サイズをお借りして、少しだけスプリントと緩い登りを試させて頂きました。
こちらはADDIT RC 30 ULTEGRA搭載車ですね。下位のグレードです。
スプリントの話に関しては、こちらのものでのお話になります。

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以下インプレ(感想)。
筆者は身長163cm体重55kg、FTPは4.27W/kgくらいです。
レース至上主義ではないため、ホビーライドを考えた感想です。

・とりあえず、見た目の話。
ハンドル周り、とてもすっきり

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ケーブルもすべて内装。

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乗ってる間は全く気にすることのない要素ですが、こう、盆栽として眺めた時に、ごちゃごちゃしていないのは美しいです。うっとりしますね。
私はザクメカメカしているものが好きだったり、下手ながらメンテナンスのしやすさを尊重したいので、そこまで内装に興味はありませんが、重要視する人の気持ちがわかりますね。
紐式のコンポーネントでもフル内装です。
ただ、紐でアジャスターを手元に置けないというのは不安な部分でもある。
紐由来のトラブルと即席な対処がとれないということ。今どきのコンポは変なパーツ組み合わせなければ大丈夫か。


・ライドの話
最初の1踏みで驚き。軽い。スッと進む。
やはり、足回りは重要だな。と。
このホイール、調べてみたらめちゃ軽いやつでは…?

正直、ディスクロードは埼玉で緑色したあいつを試乗した時の「漕ぎだしが重い」というイメージをずっと持っていましたが、杞憂に終わりました。あいつはホイールがいけなかったんだな。
完成車についてくる俗にいう、鉄下駄と言われるようなグレードの買い替える前提なホイールでの試乗というのは販売店、消費者どちらにも悪いようにしか転ばないと思います。
「完成車買って、乗りなれたころに良いホイール買えばこんなに素晴らしくなるぜ!」っていうプレゼンの仕方のほうが魅力、顧客維持、将来性、その他いろいろありそうです。

と思うくらい、やはり良いフレームには良いホイールを履かせたものを乗りたいですね。

先導がいるため、巡航は常時ドラフティング状態でした。
速度維持しやすいかどうかは、ノーコメントとさせてください。
チューブレスタイヤの性能も相まって、30km/hで巡航時の乗り味は悪くなかったです。
海外の記事で、「快適だけど、レースでの快適であって、エンデュランスバイクのそれではない」というような評価でしたが、必要十分な快適性だと思いました。私はこれ以上は求めないでいいかなと思いました。

登りは、シッティングでもダンシングでもお好きにどうぞという感じでしょうか。
淡々と回しても、グングン踏んでも、応えてくれました。
体重の軽い人はダンシングを多用し、重い人はシッティングを多用する傾向があるらしいですが、どちらもウェルカムという感じでしょうか。
「この程度の距離の坂ならダンシングでいいか」というシチュエーションがいくつかありました。
そんな程度の坂はイメージ通りに難なくクリアできる余裕があります。

ダンシングに関しては、悪くはないですが、スルーアクスル故のエンドの硬さがあると思います。
リアは気にならないですが、フロントの硬さは感じるかもしれません。
硬すぎではなく、ストレスに感じないよう考えられた適度な硬さだと思いますが。
リムブレーキ車のほうが、やはりフレームがしなやかにしなってくれまして(?)、その適度なしなやかさが、ダンシングのリズムを上手く整えてくれる気がします。

ただ、このフロントフォークの硬さが、生きてくるのが下りです。
下っている時にとても安定感があります。そしてなかなか良い切れ味。
下りながらのカーブも、全然怖さを感じません。
ぶれずに、イメージ通りにしっかりと狙ったラインを通ってくれます。

ハンドル周り。
試乗あるあるで慣れっこなのだが、90mmのステムは私には短かった(47も49も)。
ノーマルのポジションの時に、フロントハブがハンドルバーに隠れて見えない位置が私的なベストポジションなのだが、フロントハブがハンドルバーの遥か向こうに。。
完成車の付属が90mmだとすると、それより長い、例えば110mmの専用ステムを買い足す必要がある。
余る90mmのステムは専用ステムの為、リセールバリューもない困ったものが残る。
このあたりはメーカー独自のインテグレーションシステムの悪いところ。はやく規格を統一して欲しいものだ。

ハンドル
47はノーマル、49はしゃくり気味にアップライトなセッティングでした。

ハンドルバーはフラット部分がとても秀逸。

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持ち替えたときに「おっ!」って思った。不思議に手にとてもフィットする。
ちょっと斜めなんです。この角度は、とてもリラックスできる。ついつい握りたくなる快適さ。

ドロップ部分はよくあるコンパクト形状。
コンパクトハンドルを使っている人なら違和感なく使えます。

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時間を借りて、スプリントも軽く試しましたが、
49のサイズが自分にはアップライト過ぎて、いい姿勢が取れませんでした。
スプリントは苦手ですし体重もパワーもないので、参考にはならないとは思います。

40kmを超えてくると全体的なフレームの硬さが強く伝わってくるようになります。カッチカチです。
「あ、このフレーム、しっかり硬く作られてる」と意識するのはその速度域に到達してからですね。
スプリントは私の脚では持て余しました。
バイクが要求してくる出力に追いつけない感じ。
くそ!俺に8000Wを出せる脚があればいいのに!
という表現がよくわかる。踏める人ほど高速域は楽しいバイクだろうなぁ。

30~35km/h程度の巡航をメインと考えると、とても快適に走れるバイクでした。

店長も色々相談に乗ってくれたり、自転車の様子を見ていただいたり、とても親切な方でした。
 





あとがき
クローズドの狭いコースでの試乗会は、一口コメントと評して何か書いていますが、
本日は、合計で20kmちょっと、実際の道路を走ってきたので、インプレッション(感想)と書いていいかなと自分の中では思っています。
100km~200km走れて、初めてレビュー(批評)になるのかなぁと。

そして、サドル高、
現バイクが68㎝よりも若干高めであることが今回発覚。
ADDICTもほんの少し高めです。まあ、見た目は変わらないのでいつもどおり【サドル高68】と書いています。