ロードバイクにおける、振動減衰システムは様々です。
色々考えてたら変なことをまた試してみたくなりました。
ロードバイクにおける色々な振動減衰システム
ロードバイクにおける色々な振動減衰システム
SpecializedのFuture Shock
TIMEのAktiv Fork
ピナレロの電子制御なアクティブサスペンション
TREKのISOSPEED
Bianchiのカウンターベール、GUSTOのインネグラ等の積層に混ぜ込むタイプ
etc...
マスダンパーについて
私が着目したのはTIMEのActiv Fork。
TIMEはカッコ良く言っているけど、原理はマスダンパーだ。
安定性向上にとてもうってつけなパッシブデバイスである。
その効果で爆速でいちゃもんつけられて使用禁止になった2006年のルノーF1のマスダンパーと同じだ。
F1好きだった私にとって実はマスダンパーはたまらなく興奮する代物だ。
ミニ四駆にも使われ、車体の暴れを防ぐ今や欠かせないマスダンパーだ。
リンク先の動画は一見すべし。TIMEのフォークの中でマスダンパーがどのように動いているのかが一目でわかる。
建築にも使われる技術である。
制震、なるほど納得の言葉だ。
バイクの地面との接地点 ― バイクの身体との接地点
の間に、微細な振動を吸収するデバイスを仕込めばいいのだ。
ゆれるものを中に仕込む。
しかし、重りを付けるというのはやはり気が引ける。
思いついた。これだ。
防振マットである。
ちなみにこれは、ローラー台のノイズ低減マットを作ろうと買ったものの余りである。
そして自作のそれもブルカット2には敵わなかったのである。
やはり餅は餅屋だ(それを言ったら本末転倒では…)。
やはり餅は餅屋だ
しかし、このマット、買ったお店によって厚みが違う。
セはしっかり厚くて、ダは薄かったりする。
しっかりしたものを買ったほうが効果は出るだろうが、とにかく手元のもので賄おう。
ググってみると、ハンドルバーとバーテープの間に取り付けている記事は発見する。
しかし私は握り心地を変えたくはないので、それは却下。
そもそもフラット部はむき出しだしね。
仕込む先として思いついたものはステム。
アルミ(またはカーボン)のパイプ状で、中は空洞だ。
このような取り付けを考える。天才か。
ノイズ除去が目的ならREDSHIFTのSHOCK STOPのようにウネウネ動かなくてもよいのだ。
HAHAHA、まさに目から鱗だろう。開いた口が塞がらないだろう。
このように働くことを期待している。
マットが振動することで地面から拾う振動エネルギーが減衰され、手に来る振動がいくらか落ち着くはずだ。
おそらくそのように働くのである。世の中プラセボも大事である。
1つの成功を生むためには99回の失敗を発見することも必要なのだ。
というわけで設置。はい。
※十分に脱脂してから取り付けるようにしましょう。
外周部が厚めのものを、内側は薄いものを使用。
これで厚みを変えることによって振動する周波数の特性が変わるでしょう?
不得意な周波数を極力減らすためである(その場の思い付き)。
ハンドルに穴が開いているからそこにも同じように仕込んで、ステム内の②と接触させる。
振動する部分が伸びることで効果は大きくなるはずだ。
マットがまだ余っている。
シートポストにも丸めて差し込んでしまえ。
さあ、自作デバイス(と言えるのか?)の完成だ。
なんかマスダンパーから脱線してる気がするけどまあいい。
"ACK SHIGANAI SYSTEM"と名付けよう。
しっかりしたものを買ったほうが効果は出るだろうが、とにかく手元のもので賄おう。
ググってみると、ハンドルバーとバーテープの間に取り付けている記事は発見する。
しかし私は握り心地を変えたくはないので、それは却下。
そもそもフラット部はむき出しだしね。
仕込む先として思いついたものはステム。
アルミ(またはカーボン)のパイプ状で、中は空洞だ。
このような取り付けを考える。天才か。
ノイズ除去が目的ならREDSHIFTのSHOCK STOPのようにウネウネ動かなくてもよいのだ。
HAHAHA、まさに目から鱗だろう。開いた口が塞がらないだろう。
このように働くことを期待している。
マットが振動することで地面から拾う振動エネルギーが減衰され、手に来る振動がいくらか落ち着くはずだ。
おそらくそのように働くのである。世の中プラセボも大事である。
1つの成功を生むためには99回の失敗を発見することも必要なのだ。
というわけで設置。はい。
思い通りにはなかなかいかない
※十分に脱脂してから取り付けるようにしましょう。
外周部が厚めのものを、内側は薄いものを使用。
これで厚みを変えることによって振動する周波数の特性が変わるでしょう?
不得意な周波数を極力減らすためである(その場の思い付き)。
ハンドルに穴が開いているからそこにも同じように仕込んで、ステム内の②と接触させる。
振動する部分が伸びることで効果は大きくなるはずだ。
これは薄いマット
マットがまだ余っている。
シートポストにも丸めて差し込んでしまえ。
「振動させる部分」を作るためにわざとはみ出させることが重要。これは厚いやつ。
さあ、自作デバイス(と言えるのか?)の完成だ。
なんかマスダンパーから脱線してる気がするけどまあいい。
"ACK SHIGANAI SYSTEM"と名付けよう。
略してASSだ!
究極にShitな名前になってしまった!
さあ、ステムにASSをつけてライドだ!
この自作デバイスを仕込んで、2回ほどライドに行ってきたわけですが、
見た目が変わらないのはいいことですな。ポジション出しは失敗しましたが。
さて、結果ですが、果たして目的通りの効果があったのでしょうか。
…うーん。
あるような、ないような
…うーん。
あるような、ないような
なのである。
読者の皆様はここまで引っ張っておきながらそれかよ!
と思っていることだろう。
①たしかに、手元に来る細かなノイズは低減したように思える。
②大きなショックに対してはもともと期待していないし、構造上機能しないことは想定内。
③ペダル静止時に手と足で感じる路面の感触は確かに差はあるが…
③はそもそも振動の伝送路が違うので効果があるとは言えない。
目的は①なので、果たしたようには見える。
ただこの感想、チューブレスタイヤを初めて履いた時とほぼ同じなのだ。
そうなると、チューブレスタイヤの空気圧がたまたま良かった可能性もある。
デバイスの効果が多少なりともあったのかどうか、体感だけでは断言ができないのである。
そうなると、出てくる感想は
「…うーん。
さあ、ステムにASSをつけてライドだ!
結果と考察
この自作デバイスを仕込んで、2回ほどライドに行ってきたわけですが、
見た目が変わらないのはいいことですな。ポジション出しは失敗しましたが。
さて、結果ですが、果たして目的通りの効果があったのでしょうか。
…うーん。
あるような、ないような
…うーん。
あるような、ないような
なのである。
読者の皆様はここまで引っ張っておきながらそれかよ!
と思っていることだろう。
①たしかに、手元に来る細かなノイズは低減したように思える。
②大きなショックに対してはもともと期待していないし、構造上機能しないことは想定内。
③ペダル静止時に手と足で感じる路面の感触は確かに差はあるが…
③はそもそも振動の伝送路が違うので効果があるとは言えない。
目的は①なので、果たしたようには見える。
ただこの感想、チューブレスタイヤを初めて履いた時とほぼ同じなのだ。
そうなると、チューブレスタイヤの空気圧がたまたま良かった可能性もある。
デバイスの効果が多少なりともあったのかどうか、体感だけでは断言ができないのである。
そうなると、出てくる感想は
「…うーん。
あるような、ないような」
なのである。
デバイスから手までの距離が近すぎるか?
やはりウェイトが必要になるか?
あれ、棒状のモバイルバッテリー仕込んでハンドル穴からケーブル出せば便利じゃね?
そして見てみたいのはやはりデータ、数値。
思いつくこととしては、某マッサージ器などを使ってフォーク先端等に振動を与えて、ブラケット位置に取り付けた加速度センサー等で振動を読み取ってグラフ化。
デバイス有り無しで同様のことをして比較。
などができれば、効果の程が測れるだろう。しかし、
センサーをどうするか、
振動をどう生み出すのか(某マッサージ器を買うか)、
PCで測定したデータを上手く加工できるか
などの課題と予想できるいくらかの出費があり、そこまでにはまだ至っていない。
何かいい方法があれば、教えていただければ幸いでございます。
なにはともあれ、この防振マットのみを使って作れるお手軽デバイス。
ほんっとうに簡単なので、気になったら試してみてください。
試したら感想も教えていただけると嬉しいです。
なのである。
デバイスから手までの距離が近すぎるか?
やはりウェイトが必要になるか?
あれ、棒状のモバイルバッテリー仕込んでハンドル穴からケーブル出せば便利じゃね?
そして見てみたいのはやはりデータ、数値。
思いつくこととしては、某マッサージ器などを使ってフォーク先端等に振動を与えて、ブラケット位置に取り付けた加速度センサー等で振動を読み取ってグラフ化。
デバイス有り無しで同様のことをして比較。
などができれば、効果の程が測れるだろう。しかし、
センサーをどうするか、
振動をどう生み出すのか(某マッサージ器を買うか)、
PCで測定したデータを上手く加工できるか
などの課題と予想できるいくらかの出費があり、そこまでにはまだ至っていない。
何かいい方法があれば、教えていただければ幸いでございます。
なにはともあれ、この防振マットのみを使って作れるお手軽デバイス。
ほんっとうに簡単なので、気になったら試してみてください。
試したら感想も教えていただけると嬉しいです。
特許出願しないと。
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