発表されたばかりのFELT AR 2020ですが、海外にてレビュー記事が2点ありましたのでご紹介します。
ARリリースについての記事はこちら
velonews.com
FELT AR Advanced Ultegra Di2仕様
(FRDではないらしい)
サイズ:49
重量:ボトルケージ、ペダルつけて8.3kg
価格:$6499
良い点:クイックで機敏なハンドリング、快適な乗り心地
悪い点:日常のライドではディープリムすぎる
「南カルフォルニアで2日間、FELTチームと一緒に新しいARに乗ったよ。
1日目は約40マイル(64km)、オックスナードのRallyの2人とスタートした。
すぐに彼らはトレーニングを続けるからと丁寧にグループから離脱して、私たちは滞在しているオーハイに戻るための内陸に向かう丘を登る前に海岸を走った。獲得標高は約1200フィート(365m)だ。
2日目は25マイル(40km)。コロラドへ帰るフライトの前にもう少し上ることができた。
両方のライドでかなりペースを維持して走ったが、それにもかかわらず、ペダリング、ステアリングに対する入力の変化への反応が素早いことは明らかだった。
全体的なフィット感は快適で、上り坂での加速には感動したよ。
両方のライドで、トラックが通り過ぎた時、私は驚くほど横にジャンプした。
これはあきらかに60mmのレイノルズのホイールによるものだ。
確かに高品質なホイールだけど、プロファイルは今回のシチュエーションでは十分すぎるほどの深さだ。
風の強い条件でのバイクとホイールのテストをすることを楽しみにしているよ。
また、いくつかのロープロファイルなホイールでテストしてみたいね。
近い将来、このスタイルのバイクを「エアロロードバイク」と呼ぶのをやめ、単に「ロードバイク」と呼んでいるだろうと私は思っている。
FELTはバイクの空力特性を誇らしげに宣伝するが、2020年のARはすぐにどれほど快適かをアピールしている。
優れたハンドリング、適切な重量、とてもきれいな美学、それらは私たちがいつも望むものだ。
ホイールの深さは別として、ARはDo-it-Allなロードバイクでもある。
Rally CyclingチームはこのARでレースをしている。クロエ・ホスキングはダウンアンダーで1勝を挙げた(記事)。ARの快適さは攻撃的な性質を損なうこともない、高性能な性質だ。」
bikerader
「
フレームについて
興味深いのは、フル装備のスーパーバイク仕様をFELTが発売しなかったこと。
多くの場合、セカンドグレードのモデルはフレームのグレードが低くなるが、このARは従来のFELTの上位フレームと同等の機能を持っている。
フレームセットは3種類の異なるカーボンを用いるFELTのUHCを使用して構成され、
カーボンナノ粒子が埋め込まれたTeXtremeカーボンでさらに強化される。
フェルトによれば、これは従来のカーボンファブリックより遥かに優れた強度を備えている。
おそらくかなり多くの費用がかかっているだろう。
ボトムブラケットの剛性も14%上がっている。
ARの上位グレードのFRDは春に発売される予定だが、このバージョンで何が良くなるかは明らかにされていない。
(このライターはとぼけているけど、cyclistとcyclowiredにはしれっとAR FRD ULTIMATEの完成車構成や完成車、フレームセットの価格全て載っているのは秘密。
フレームはUHC ULTIMATE とUHC ADVANCEDで差があり、どちらもTeXtremeを使っている。
ちなみに完成車は158万円。)
インテグレーションについて
CannondaleのSystemSixやCubeのLightningのように、フェルトのステアリングは止まる(90°まで回らない?)。
そのため、クラッシュしたときにバーが回ることができず、油圧ホースがねじれたり、フレームが破損する危険はある。
統合コクピットはライダーに適合すれば優れているが、そうでない場合は制限される。
FELTは従来の丸型クランプをつかってこれを回避する。だから、エアロ形状のDevoxカーボンバー以外のものをお望みの場合は、多くのオプションがある。
完全な内部ルーティングのもう一つの欠点は、旅行用に自転車を分解しにくいことだ。
FELTはトライアスロン市場で大きなプレーヤーだ。そして、トライアスロンの選手はイベントで旅行するのが好きだ。
そのため、バーをその場で取り外すことができるセクション式のステムが設計されている。
これにより、配線をステム下の「ポケット」から外すことができ、パッキングしやすくなる。
オフセット調節可能なできるシートポストについて
オリジナルの2008年のARから、FELTは独特のダウンチューブとシートチューブを取り入れている。
そしてスマートシートポストにより、72.5°~78.5°にシート角を調整できた。
今回は、シートクランプを動かすだけでシート位置がゼロオフセットから20mmオフセットまで移動する。
効果は同じだが、はるかにスマートでシンプルな方法だ。
FELTは、ロード、TT/トライアスロンの両方に最適なポジションを提供する必要があると言っている。
シートポストは、フレームに挿入されたポリマースリーブ内にもあり、これがダンパーとして機能して、荒い路面からのエッジを取り除くそうだ。
独特のスプリットデザインにより快適性も向上する。互いに独立して曲がり、板バネのように機能することで112%もの快適性向上が見込めるらしい。
これは、クランプを通すスロットとしても機能する。
そのため、クラッシュしたときにバーが回ることができず、油圧ホースがねじれたり、フレームが破損する危険はある。
統合コクピットはライダーに適合すれば優れているが、そうでない場合は制限される。
FELTは従来の丸型クランプをつかってこれを回避する。だから、エアロ形状のDevoxカーボンバー以外のものをお望みの場合は、多くのオプションがある。
FELTはトライアスロン市場で大きなプレーヤーだ。そして、トライアスロンの選手はイベントで旅行するのが好きだ。
そのため、バーをその場で取り外すことができるセクション式のステムが設計されている。
これにより、配線をステム下の「ポケット」から外すことができ、パッキングしやすくなる。
オフセット調節可能なできるシートポストについて
オリジナルの2008年のARから、FELTは独特のダウンチューブとシートチューブを取り入れている。
そしてスマートシートポストにより、72.5°~78.5°にシート角を調整できた。
今回は、シートクランプを動かすだけでシート位置がゼロオフセットから20mmオフセットまで移動する。
効果は同じだが、はるかにスマートでシンプルな方法だ。
FELTは、ロード、TT/トライアスロンの両方に最適なポジションを提供する必要があると言っている。
シートポストは、フレームに挿入されたポリマースリーブ内にもあり、これがダンパーとして機能して、荒い路面からのエッジを取り除くそうだ。
独特のスプリットデザインにより快適性も向上する。互いに独立して曲がり、板バネのように機能することで112%もの快適性向上が見込めるらしい。
これは、クランプを通すスロットとしても機能する。
見た目
先代同様、前方投影面積を可能な限り小さくしたデザインをとっている。
先代同様、前方投影面積を可能な限り小さくしたデザインをとっている。
はみ出てしまうボトルとボトルケージが、少し妙に見えてしまうかもしれない。
インプレッション
私は、FELT AR Adbanced Di2を大きなサイズでテストした。
路上では、レースマシンのようだった。
2014年のARは直線は非常に高速だったが、コーナリングはそれほど輝いていなかった。
負荷のかかった状態でのフレックスによってストレートでの速度を維持できなくなり、スプリントで少し良くなかったが、そのような妥協がなくなった。
このARはペダリングを伝えられ、反応し、コーナーで確実に足を踏み入れることができる。
私の大型(56cm)のテストバイクの567mmのスタックと392mmのリーチは、短い988mmのホイールベースと相まって、臆することなくレーシーだ。
このバイクは52/36Tのチェーンセットと、ワイドな11-30のスプロケットを備えた完全なUltegra Di2仕様だ。
52tチェーンリングを備えたこのデザインのバイクは、ほぼ完璧なセットアップだ。
平地やローリングな地形でのタイムトライアルのような速度を実現するために必要な最高級なギアを備えている。
ボトムエンドは36/30で登ることもできる最高のオールラウンドレースバイクだ。
Reynolds AR58ホイールは、その名の通り、58mmのエアロホイールだ。
このホイールは適切な出力での安定性がとてもよく、ペア1730gの重量はこの深さのホイールでは、過度ではない。
Reynolds は上位に、軽くて良いAR Xがあるが、これは$1300でしかもチューブレス対応なんだ。
タイヤはGP5000が取り付けられていて、ワイドリムで28mmになっていた。
ARの路上での感覚はまさにレースバイクだ。
エアロバイクから、サンデーライドのスムーズな乗り心地に突然なったわけはないが、硬さは決してない。
シートポストの動きと振動減衰により、バックエンドに適切なしなりをもたらし、
快適なPrologoのショートDimensionサドルに座っている。
Devoxカーボンバーは多くのホールド部分を提供し、フラット部分は十分に広く、快適に肘を置いてスピードを出したエアロポジションができる。
安定したホイールと優れたタイヤを組み合わせたライドポジションがここで役立つんだ。
ご想像の通り、新しいARは全世代のマシンよりもあらゆる点で優れている。
10年にわたるモデルのレガシーに基づいて設計され、あらゆる面を改良してきた。
多くの最新世代のエアロロードバイクと異なり、専用の統合コクピットではなく、よりユーザーフレンドリーなソリューションを選択している。
このモデルは多くのオプションを提供でき、競合他社ははるかに少ない。
とはいっても、エアロロードの世界は、Specialized VENGE、ORBE ORCA AERO、Cannondale System SIX、Cervero S5など、多く素晴らしく完成された最先端のバイクの混在したアリーナだ。
Focus Izalco Max、Specialized Tarmac、Cannondale SuperSix、Pinarello Dogma F12、ORBEA ORCA OMXなど、最新のエアロ強化レースバイクは言うまでもない。
FELTは、2020ARでこの市場に適切な位置取りをするチャンスがある。
しかし、どのようなストレッチも簡単ではないだろう。」
とのこと。
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