先日、LapierreのAircodeの新型と思われるフレームをお伝えしました。
Lapierreのアナウンスによると、Aircode DRSという名前が正式名称みたいです。
「いろんなレースで目撃されちゃってるからティザー画像挙げるね」
ということみたい。
DRS…F1を観たことがあると真っ先にリアウイングがパカパカする「Drag Reduction System」を思い浮かべるでしょう。多分違います。
「Disc Race Spec」とかそんな感じだと思います。

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bikeraderより。






・Lapierre Aircode DRS


Lapierreはオランダの空力の専門家Bert Blockenと協力し、最先端のシミュレーションソフトウェアを使い設計したとのこと。
正面の風と横風の両方に強いそうですが、数値は今のところ公表していない。

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リアエンドをコンパクトにし、サイズ毎に最適化されたスタックとリーチの比率を用意。
以前よりもアグレッシブになったらしい。

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フレームのリアエンドや、特にトップチューブ-シートチューブの接合部周りの形状も変更が加わる。
前モデルでは深い翼状のセクションだったのだが新モデルではスリムなシートチューブになり、
細いシートステーがシートクランプの直前でトップチューブに合わさるように伸ばされる。
この構造により、垂直方向の快適性が向上されるとのこと。

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トレンドに反して、タイヤのクリアランスはそこまで広くはなさそう。
VENGEなどは32mmまでのタイヤを履けるが、このバイクを見る限り、25mmのContinental Competitionチューブラータイヤを履いた状態でのクリアランスは、それほど大きくない。

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一体型ハンドルも今のところない。
代わりにケーブルガイドのようなものを利用して標準のPROのステムの下でハンドルバーから延びるケーブル配線をきれいにそろえている。

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ラピエールのプレスリリースでは統合型コクピットは開発中とされているため、最終的な製品では見ることができるでしょう。

とのこと。
もう少し正座待機な感じです。
PROからユニバーサルデザインなインテグレーションシステムでたりしませんかね…。

前回の記事も合わせてご覧ください。

・Lapierre Aerostorm Disc


パリ-ニースでは新しいTTバイクも登場してる模様です。


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個人的に驚くのはシートポスト。
TTバイクなのにかなりセットバックしている。
選手のジオメトリによるワンオフものなのか、バイクの設計がユニークなのか、とても気になる。

キュングはこのバイクで挑んだTTにて、1位のアンデルセンの26秒後ろでフィニッシュ。

「最速を出そうと頑張りすぎた。
もうちょっと脚を節約すればよかった。
バイクがとても良いから、恥ずかしいぜ。」
とのこと。

こちらも正式発表がもう少しでしょう。