Bikeraderにて、Wilier Cento 10 NDRのレビュー記事がありました。
NDRというのはエンデュランスの略なんだって。へえ。
でも名前とは裏腹にジオメトリはけっこうスポーティでイタリアンさもあるようです。

レビューに用いられたスペックは4999ポンドのもの。
ドライブトレインはUltegra Di2、ホイールはMicheと開発した38mmのカーボンホイール。
Barraハンドルとstemmステムも装備。
重量は8.3kg(XLサイズ)



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Cento 10 NDRはActiflexというセクションをシートステーとシートチューブの間に設けており、
三種類の密度の振動吸収素材を取り付けることができます。
XLで一番密度のあるエラストマーを選択するとフレームが1080gになるそうです(XLサイズ)。

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そのあたりの技術仕様はこのあたりの記事を参照してください。




以下インプレ内容
「走行してみると、actiflexのついたバックエンドはTREKのIsospeedやSpecializedのRoubaixほどアクティブではないが、非常になめらかだ。悪くない。

ワイドな28cのタイヤを履いていて、32cを履けるくらいの空間がある。
これがウィリエールの元気のよいハンドリングの手助けになっている。
Prologoのショートサドルをクランク上の最適な位置にできるシート角が設定されている。
それと平均よりも少し柔らかいフロントエンドにより、クイックだけどバランスのとれたハンドリングになっている。

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WilierとMicheが作ったホイールは、38mmでエッジの緩やかなプロファイルで、チューブレス対応。
内寸17mmのリムはちょっと古めだが、28mmまでのタイヤに適している。
Micheのハブはスムーズだ。ペアで1665gは許容範囲を超えてるかな。

Wilier独自のカーボンステムとハンドルバーは、stemmとBarraと名付けられていて、きれいに仕上がっている。
ステムとヘッドチューブを統合し、ケーブル配線を内部に隠して見た目をきれいにしてくれる。
見た目だけでなく、stemmとBarraのカーボンレイアップはフロントエンドとリアエンドにマッチする路面のバズを消してくれる。

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50/34のクランクセットと11-32カセットで構成されたSHIMANO Ultegra Di2により、ロングライドや長い登りに最適です。
DuraAceじゃないことは問題ではない。ほんの数グラムしか変わらないしね。プロにとっては重要かもしれないけど。
金持ちで無い限り違いを気にするよりいい場所をライドすることに費やしたほうがいい。

ちょっと気になるのはタイヤだ。Rubino は悪くないし、人気もあるけど、車体価格に対して安価だ。
転がりが良く、丈夫だけど、CORSAやそのレンジのタイヤに比べると、少し伸びが悪いと思う。
スプリンターのスパイクというよりは、安全ブーツなんだ、Rubinoは。
NDRのホイールを28mmのCorsa G+にが装着された似たようなホイールに交換したら、バイクはとても輝いていたよ。

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Cent10 NDRは革新的で美しいロードバイクを作ってきたWilierの100年以上の歴史の上に生まれた。
非常に快適で信頼性があり、乗り心地もよく、いいタイヤに履き替えれば、さらに向上する。

良い点:ハンドリングとスピードを損なわないクレバーな快適性
悪い点: 普通のタイヤは早く変えた方がいい」

とのこと。




画像は本家サイトのもの