デカトロンにて販売されているVAN RYSELのロードバイクについて、海外のレビュー。
謎のロードバイクというわけではなく、UCIの承認も取得しておりますし、
以前に書いた通りAG2RのU19組織でも使用されている実績のあるフレームです。
もともとはB'TWINでしたが、リブランドされました。

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AFがアルミフレーム、CFがカーボンフレームになります。
今回はCFのほうのインプレ的な記事を漁ってみた。

※国内販売品とはグレードや構成が異なる場合があります。

bikerader誌


構成
型番:VAN RYSEL RR 920 CF
ドライブトレイン:SHIMANO ULTEGRA R8000
ホイール:MAVIC Cosmic Pro Carbon
重量:7.61kg(M)
価格:2000ポンド(約27万円)

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「最近の£2000レンジのロードバイクはカーボンフレーム、SHIMANO 105、自社ブランドホイールという構成が一般的だが、このVan Rysel のRR920CFはレギュラーモデルでなくなったMAVICのホイール(アルカーボン世代)で価値を高めている。

フランドルで設計、テストされたRR920は飛んでいるようだ。
フラットで何マイルもの石畳を抜け、シャープに加速し、非常に良い状態で登りも下りもこなす。
快適性も非常に優れていて、エアロ性能に特化はしていないが、中弾性と高弾性のカーボンを上手く組み合わせたフレームは剛性があり軽量だ。フレームは850g、フォークは320g。

VAN RYSELでコーナーへ飛び込んでみると、ピッチが完璧だ。
即座に加速し、仲間に対して駆け抜けていく。
ハンドリングも安定していて、コントローラブルだ。
PF86を採用したBB周りは剛性があり、コンパクトなバーはすぐにドロップできる。

パフォーマンスの大部分はホイールにあるだろう。NACAプロファイルの45mmのリムだ。
マビックはこれがどんな状況でも低抵抗だと言っている。
たしかに、とても速く、突然の横風にもよく反応してくれた。
強力なダイレクトマウントのブレーキとMaxtalアルミニウムブレーキトラックのおかげで、ブレーキングもとてもよかった。カーボン固有のブレーキの問題もないしね。

専用のシートポストより、普通の丸いシートポストが好みだが、それは些細な問題だ。
馴染みのない名前を受け入れられる準備ができているなら、いい値段でいいバイクを手に入れることができるだろう。

良い点:
軽量でレースレディなフレーム
質の良いコンポーネントとホイール

悪い点:
シートポストが専用品」



CYCLING WEEKLY誌


女性向けモデル、サドルやハンドルバーはB'TWINを使用。
50/34のコンパクトクランクに11-32のスプロケのモデル。
型番:表記無し
ドライブトレイン:SHIMANO 105
ホイール:B'TWIN Aero 700 2024(自社ホイール)
重量:8.26kg(S) 

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「パフォーマンスで不足が見られるところは特に目立ちません。
ハンドリングはとても安定している。
グループライドで合図を送る必要があり、片手でブレーキすることがあったが、このリムブレーキでもなにも問題はなかった。
ライドリーダーをしたことがある人ならわかると思うが、後ろに対する指示にかなり労力を費やすため、安定したハンドリングが不可欠であり、VAN RIZEL ULTRA CFはそれがとても優れていた。

断続的なスプリントもしたが、足回りが重く感じた。これは付属のホイールのせいだろう。
重量を削りたい場合はホイールをアップグレードすればいいでしょう。
パフォーマンスが悪いわけではないが、ここへの投資は重量と乗り心地の双方にメリットがあります。
ホイールをアップグレードすればバイクはとても高速で軽量になるでしょう。

女性向けとしてのオプションとして、ハイエンドな仕様やディスクブレーキのオプションがないことが悔やまれます。
105は素晴らしいパフォーマンスでしたが、油圧ディスクでセットアップできれば無敵だったでしょう。

良い点:
乗り心地
価格
見た目
105
ジオメトリ
快適性
重量

悪い点
ディスクブレーキの仕様がない(当時)
ハイエンドの仕様がない


とのこと。

(2020/5/28追記)
DB仕様もUCIの承認を取得していました。
おそらく近いうちに発売されるかと思われます。
2020-05-28






RRはおそらくRoad Racing