新しい303Firecrestは以前のものよりも15W速いそうです。

Zipp303FC3





リムプロファイルも変更が加わり、内寸は25mmと幅広になり、リムハイトは40mmになりました。以前の303Firecrestよりも5mm低くなりました。
リム形状も変わり、UからVへ。

Zipp303FC2

フックレスリムでタイヤとの継ぎ目が滑らかになることで空力が良くなるようです。
側面のディンプルは残ってます。



ハブも新しいZR1 DBハブになりました。
6つの爪が5.5度で係合します。

zipp-zr1-hub-1800


スポークはSAPIM CX Rayを使用し、24Hの2クロスで組まれます。ここは普通ね。
ホイールセットはHGとXDで販売され、Campyのボディは別売り。

Zipp303FC5


フックレスリムを採用したDB版の重量は1335gとのことです。
CYCLINGTIPSの実測ではリムテープ、バルブ込みでフロントが642g、リアが760gの合計1402gであったそうです。

フックレスリムの推奨のタイヤ幅は28mm以上とのことで、55mmまで履かせることができるそうです。
必要に応じてチューブを入れることができるけど、フックが無いから安全のためチューブレスビードが必要とのこと。
チューブレス非対応のタイヤでは運用できません。

で、幅広フックレスリムの推奨空気圧。入れすぎ注意。72.5psi(5bar)以下の運用になるとのこと。
私の場合は3.6barくらいですか。。

Zipp303FC
各体重での推奨の空気圧(psi)

高い圧力で細いタイヤを転がすよりも低い圧力で広いタイヤを転がしたほうが早いっていうデータもあるんだとか。

sidebyside_patch_02_blk

リムフックをカーボンファイバーで作ることはなかなか大変なことであり、空気圧で破壊されないような強度も確保しなければなりません。
フックレスリムの採用は素材使用と造形の簡素化により製品ロスの減少にもつながるので、リム自体が安価になります。
今後、ホイールメーカーはフックレスの採用に進んでいくでしょうね。

ホイールセットで$1900。



国内記事も既にありました。