日本では少し前に東商会のほうで製品ページが出ていたLapierre Aircode DRSですが、
海外でもいくつか紹介記事が挙げられています。

Lapierre-Aircode-DRS-1-1536x928

アルノ―・デマールが今季これを使い始めて絶好調ですね。





今回のエアロードはエアロロードのトレンドのすべてを詰め込んでいるそう。
カムテールチューブ、ディスクブレーキ、ケーブル内装、タイヤクリアランスの拡大、乗り心地の向上、とか。

Aircode-DRS-3

この造形は美しいですな。。
ヘッドは上下1.5インチのベアリングでケーブルを内装する。
前モデルよりも空力もいいらしい。

フレームの重量は900gを少し超えてるくらい。
インターナルセミリジットマンドレルというカーボンファイバーの圧縮ときれいな内部の仕上がりを作る工法を使っているそうで、前モデルよりも80g軽量化されたそう。

ただディスクブレーキモデルのみのため、セットアップ全体の重量は前モデルの同等グレードのセットアップよりも重くなってしまうことはLapierreも認めている模様。
それでも、「以前のリムブレーキのモデルよりも軽く感じると思うよ」とのこと。
剛性や重心のバランス等が向上したのかもしれない。

ジオメトリ


Geo-Aircode-DRS-2021
全体

aircodedrsgeometry
国内展開はこの4サイズ

多くのメーカーが、そこまで攻めたポジションをライダーにとらせることをやめ、ホビーライダーにもフレンドリーなジオメトリを採用することが多くなりましたが、新しいAircodeはフォワードジオメトリを採用しています。
旧フレームよりもリーチが長く、シート角は1°ほど立ち、身体をより前傾させる作りへ。
ライダー自身のフロントエンドの最適化を図り、フレームサイズでの標準よりも狭いハンドルバーを採用したそうです。ライダーの前方投影面積も小さくし、空力を最大化させる。

チェーンステー長は405mm。ディスクロードではこの数値の採用は少なくなりました。
フロントセンターが長くなっても、可能な限り鋭いハンドリングをする目的だそう。

前モデルは46と48がリーチが同じでスタックだけ違うというあからさまな手抜きジオメトリだったが、そんなこともなくなった。


シートチューブ周り


DRS_seattube

ラピエールの意匠ともいえるであろう、シートチューブに接続されずにトップチューブからシートステーへ流れるフォルム。
これにより柔軟性を増やすことができる。他社のようにシートステーをドロップすることなど不要ナノダ。
前モデルよりも12%柔軟性が高くなっているらしい。

DRS_seattube_2

縦方向の1か所でシートチューブと接続されることもポイントの1つ。
これも快適性を上げる要素になっている。
ラピエールが標準としているタイヤ幅は25mm。
もう少し快適性を上げたければ28mmも公式的にはOKと。
たぶん頑張れば30mmも履けそうか。



エクステンションバー


設計にはトライアスロンやTTで使われることも想定。

DRS_TTbar

上位モデルのAircode 7.0、8.0には、専用のカーボンハンドルの他に、それに対応するアタッチメント式のDHバーも付属する。

DRSwithTT

これにより、バイクの持つエアロ要素を最大限に発揮して乗ることもできる。
TTもロードも1台でこなしたい人にも嬉しい仕様。

スペック・値段



AircodeDRS 8.0
・Shimano Ultegra Di2仕様
・DT Swiss ARC1100 DB(50mm)
・エアロカーボンハンドル+エクステンションバー
・8.0kg(Lサイズ)
・£6299(85万円程度)

Lapierre-Aircode-DRS-1-1536x928


Aircode DRS 7.0
・Shimano Ultegra Di2仕様
・Lapierre LP Road Disc carbon wheel(50mm)
・エアロカーボンハンドル+エクステンションバー
・8.0kg(Lサイズ)
・£4499(61万円程度)

DRS7.0

Aircode DRS 6.0

・Shimano Ultegra 機械式 仕様
・Lapierre LP Road Disc carbon wheel(50mm)
・カーボンハンドル
・8.1kg(Lサイズ)
・£3599(49万円程度)

DRS6.0

Aircode DRS 5.0
・Shimano 105 仕様
・DT SWISS P1850
・8.68kg(Lサイズ)
・£2699(37万円程度)

DRS5.0

フレームセット
・完成車よりもカーボンのスペックが高いらしい。
・フォーク、ハンドルバー、ステム、シートポスト2本が付属
・£3150(43万円程度)

とのこと。

詳細なスペック見たければこちら
(国内展開は違う可能性があります。)

アルテ組の完成車で8kg、というのはエアロロードとして平均的な重量ですね。Lサイズで計測っぽいので、下のサイズはもう少し軽いか。
7.0のコスパ良く見えるな。DTSwissホイールのためだけに8.0買う人少なそうな気が。
フレームセットはおそらく従来のUltimateと呼ばれているラインナップで、プロ選手が使っているのはおそらくこちらか。値段が6.0とほぼ同等。


10月中にはラピエール販売店で注文できるようになるとのこと。
気になる方は東のページを店員に見せて聞いてみてください。ショップへGO。