総合エースの1人、アダム・イエーツが2021年からIneosへ移籍するミッチェルトン・スコット(来季チーム名不明)。

アダムの後釜は誰になるのか。
私はずっとジャック・へイグが次期エースになるだろうと思っていたのだが、なんと彼も8月中にバーレーンへの三年契約を発表している。

そんな中、先日ルーカス・ハミルトンが契約を更改しました。
というよりも現在の契約(2020-2021)を破棄し、延長された契約(2021-2022)を結びました。
理由は、「新しいリーダーとして成長してくれているから」とのこと。
これにより、ハミルトンは2022年までグリーンエッジで走ることになります。
オーストラリア出身だとうれしいでしょうね。


IMG_5479


2019年のコッピ・エ・バルタリでは総合優勝、2020年のオーストラリア選手権では2位、
ワールドツアーでの初勝利はティレーノ・アドリアティコの第4ステージ。
その後もサイモンを献身的にサポート。ジロはチームが撤退したが、その働きぶりが評価された模様。

IMG_5480
2020年のグランツールは25歳以下の若手が大活躍中。
ミッチェルトンもそれに倣おうという感じ。

ハミルトン「このチームで契約延長。ハッピーだね。契約終了の前に更新することはとても自信に繋がるし目の前の仕事に集中できる。



僕はいつもアダムとレースを楽しみ、彼から多くを学んだ。
彼が去るのはとても寂しいが、僕にとってはより多くのリーダーシップの役割と、大きなレースで大きな成績を残すチャレンジへの扉が開いたとも捉えられる。

今年は僕より若い選手達が活躍していたね。僕にとってそれは大きなモチベーションになったよ。彼らを何人も知っていて、いつも彼らとともにレースをしてきた。すぐに追いついてみせるさ」

とのこと。

ダウンアンダーでは最終ステージの山岳で失速、リッチーポートに総合首位を奪われ総合も6位まで落ち、
ツールではステージ勝利を狙っていたのにひょんなことでマイヨジョーヌを手にしてしまったりなんだかんだでアダムが良い位置にいてそれどころではなかったり、
ジロでは前哨戦のティレーノ・アドリアティコを総合優勝して盤石の体制で臨んだのにコロナ感染で撤退したり、
ブエルタではチャベスの調子が急降下して、代わりにニエベが頑張っていたり、
なんか途中でマヌエラフンダシオンになったり、

と、なんか妙に冴えてない2020年でした。


新しいエースが道を切り開いてくれることを期待しましょう。