シマノのカウントダウンは、ななななんと新型のDURA-ACEとULTEGRAでした!!
バイバイ高級機械式コンポ!シマノもSRAMと同じ道に行くね!

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今日は思ったことを徒然なるままに書きなぐっていくだけの話です。

本日のお品書きは

・ワイヤレスのSTIは油圧ディスクのみ
・アルテグラホイール
・パーツの共通化
・CR1632
・角が伸びた
・重いクランク
・グッバイ互換性
・グッバイ機械式

になります。


ワイヤレスのSTIは油圧ディスクのみ

シマノのラインナップチャート

赤で囲った部分に注目

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"wireless connection"の表記がST-R9250にはありません。
よって、リムブレーキ用は従来通りに有線接続でよろ


アルテグラホイール

アルテグラホイールが復活しました。
リムはデュラエースと一緒、ハブが違うって
それ自ら廃番にしたRS81シリーズじゃないですか。
デュラグレードのホイールが売れないからと廃番にして、無くしたらホイール部門全体の売り上げが落ちたからやっぱりこのラインナップ必要だった!とかそんな感じでしょうか。


パーツの共通化

チェーンとディスクローターがXTRと共通となりました。
ということは、MTB用のコンポーネントは、XTR、XT、SLX、DEOREまで12速化していますので、
HYPERGLIDE+用のチェーンは低グレードのものが用意されています。
DEOREのチェーンは3000円。XTRは5000円。
ロードとパーツが共通化したら値上がるかもね。しらんけど。




CR1632

初めて聞いたわ。
サドルバッグに入れる電池を1つ追加しましょう。


角が伸びた

di2_item

私は長い方が嬉しいですが、人それぞれか。


重いクランク

剛性を上げた結果、クランクは重くなりました。
パワーメーターなし、52/36Tの場合、

FC-R9100:624g
FC-R9200:692g
FC-R8000:681g
FC-R8100:711g

となります。
R9200のクランクは前作アルテと同等の重さとなってます。
剛性と軽さ、シマノは前者を選択したということで。


グッバイコンパチブル

ドライブトレインは12速になったため、もちろん旧来のスプロケ等互換性はありません。
クランクはいけると思うけど、シマノは公式に認めないでしょう。

Di2の接続ケーブルもそのままでは使い回しできません。
EW-SD300となり、旧来のEW-SD50と接続するためにはEW-AD305というアダプタが必要となります。
このアダプタも2000円くらいします。STEPS用じゃなかったのね。

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リネームと思われているリムブレーキ用のSTIもSD-300ポートになっているので、
まったく変わらないとでかい声で言っている人がいたら優しく教えてあげてください。


…おやおやおや
CYCLINGTIPSにこんな画像が
なにやらTTバイクを接続するときの接続例ですね。

Shimano-11-speed-to-12-speed-adapter-1-1340x754

がっつりR9100世代のシフターをアダプターに接続して後ろへ流しています。

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赤で囲った部分が今回のキーアイテム

上記から推測すると、既存Di2を使用している人は
・スプロケット
・新FD
・新RD
・変換アダプタ EW-AD305
・ジャンクション EW-JC302/304
・EW-SD300ケーブル数本

これだけで12速化できるんじゃないのこれ。
アダプタを変えることで物理的に接続しにくくしてるだけで繋げれば動かせるんじゃないのこれ。

誰か試してついでに試してみて結果教えて(他人任せ)

いくつかの記事を見るとファームウェアで塞がれていてできないらしい。


E-TUBE PROJECTの対応リストが更新されるのを待ちましょう。


グッバイメカニカル

R9200世代のDURA-ACEでは機械式の選択肢は無くなりました。
ULTEGRAからもなくなりました。
12速のXTRは機械式のみなので、技術的に不可能なわけではないはずですが。
上位モデルはSRAMと同じく、電動のみとなりました。

開発リソース減ったのに値上がるとはね…。

GRXが12速になる時には機械式は残るのでしょうか。
というかクラッチ付きディレイラーはそれまで待たないといけないのね。

シマノはグランドセイコーを作るのをやめました。
カンパニョーロさんはこれからも頑張ってください。

性能向上には必要な選択だったのでしょう。
上記リンク先のサイクルスポーツにて、
従来モデルではトグル構造でリンクプレートを動かしていたが、新型ではパーツを介さずモーターが直接リンクプレートを押す構造だ。モーター自体の出力アップもあるが、モーターとリンクプレートの間に介在するパーツが省かれたによって動きのタイムラグがなくなり、その結果として従来よりも大幅に高速化したフロント変速を提供することを可能にした。
とあります。
旧来はワイヤーを引っ張ることによるFDの動きをモーターで再現していたのに対し、
R9200は機械式の同時開発をやめたことにより、「その動きいらなくねぇ?」となったわけで、
これがフロントのシフトスピードの向上に繋がっていると推測できます。そりゃFDも小さくなるわけだ。

ハンドメイドなクロモリフレームを最高級の機械式コンポで楽しむ~なんていう楽しみ方はもうカンパニョーロ以外の選択肢が無くなりました。
台湾や中国のメーカーがシマノ互換のあるドライブトレインを出して来たら、意外と需要が多いかもしれませんね。




11-28のスプロケはどうやら後追いで登場するっぽいね 


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