ラチェットの爪を起こすために、スプリングではなく磁力を利用しようというシステム、Project321っていうところがNAHBS2017で発表した以降、他のメーカーからの音沙汰はなかったそうな。



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今回Stan's が発表した新しいM-Pulse hubには、このProject321の磁石式のラチェットシステムが採用されているそうです。


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従来のスプリング式が爪を引き起こす仕組みに対し、この磁石式は外側から爪を引っ張るような仕組みだそうで、

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スプリング式はバネが縮んでいるとき(爪が寝ているとき)に力が最大に掛かり、爪が起きているときが最小なのに対し、

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磁石式は爪が噛み合っているときが最大に力が働き、爪が離れているときが最小となる

とのことで、従来のスプリング式とは全く反対の仕組みとなる。
これにより、確実な噛み合わせと大幅なフリクションロスを期待できるらしい。

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現在のシステムはトラッドな爪式とスターラチェットタイプの2強ですが、面白いシステムが現状を覆すことあるんでしょうかね。

ハブに巻くタイプのセンサーは動作不良引き起こしそうね。


これハブにコイル巻けば発電も出来ちゃいそう。eBikeで研究開発進めて永久機関作っちゃって。